各種検査と院内薬局について
佐野クリニックでは、血液検査、尿検査、心電図、24時間心電図検査、レントゲン撮影(胸部、腹部、脊椎)のほか、
CT検査や脈波測定(ABI、CAVI)、超音波検査、筋電図(誘発筋電図、針筋電図)が可能です。
*超音波検査と筋電図検査は、木曜日の午前中に予約することも可能です。
薬は基本的に院内薬局で調剤しております。診察後に受付にて薬の受け取りが出来ますので、調剤薬局への移動の必要はありません。
もし、院内にない薬剤が必要であれば、院外処方箋の発行も可能です。
頭部から胸部、腹部までの検査が数分間で行えます。
頭部CT検査では、頭部外傷による出血・骨折、認知症に伴う脳萎縮や認知機能低下の原因となる慢性硬膜下血腫、水頭症のほか、中耳炎や副鼻腔炎などの感染症も調べることができます。
胸部CT検査では、肺炎や肺癌、間質性肺炎、気胸など呼吸器疾患のほか、大動脈瘤や大動脈解離、縦郭腫瘍などを精査することが可能です。
腹部CT検査では、超音波検査では描出しにくい膵臓はもちろん、胆石、尿管結石、虫垂炎や憩室炎など複数の腹部臓器による疾患を診ることができます。
事前の予約は不要です。
生活習慣病や加齢に伴う動脈硬化の状態を測定出来ます。手足の血圧を測定することで、手足の血管の狭窄や血管年齢がわかります。検査時間は、数分で終わります。 生活習慣病(高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病)、末梢循環不全、閉塞性動脈硬化症、認知症、脳卒中、心筋梗塞の既往のある方や疑われる方が対象となります。
末梢神経に異常がないかを調べることが出来るため、手足の痺れや脱力の原因や分布を調べることが可能です。
誘発筋電図と針筋電図の2つの検査法があります。誘発筋電図では、末梢神経に微弱な電流を流すことで、末梢神経の流れを測定する検査です。もう一つの針筋電図は、筋肉に細い針電極を挿入することで、脱力の原因が末梢神経なのか筋肉によるものかを調べることが出来ます。検査時間は、部位にもよりますが、通常10分から20分程度で終わります。
手足の痺れや脱力、手根管症候群、肘部管症候群、脊柱管狭窄症、CIDP、シャルコマリートゥース病、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症などの病気が疑われる方が対象となります。
*心臓ペースメーカー植え込み術後の方、抗凝固薬(ワーファリンなど)内服中の方はお知らせください。
*事前予約の必要はありませんが、神経内科診療を行っている月、水、金、土曜のみ検査可能です。
発作的に起こる不整脈による『ふらつき、めまい、失神、動悸』のほかに、虚血性心疾患による『胸痛』の精査として24時間心電図を記録する検査です。
不整脈、虚血性心疾患(狭心症)が疑われる方が対象となります。
検査当日の入浴(シャワー)はできませんのでご注意ください。
*事前予約の必要はありません。
*月曜から金曜日のみ(祝日、日曜日の前日受付はしていません)
腹部、心臓、頸部(頸動脈)、関節の超音波検査が可能です。
・腹部の超音波検査では、『肝臓』『胆嚢』『膵臓』『腎臓』『膀胱』『消化管』などが観察できます。腹痛の原因精査や肝機能障害、腎機能障害の精査目的のほか、癌含めた腫瘍の精査目的に行う検査です。
・心臓の超音波検査では、心機能の評価、弁膜症の有無の精査が可能です。心筋梗塞後の方、新たに不整脈が認められた方、以前から心機能が悪いと言われている方、脚にむくみがある方などが対象となります。
・頸部の超音波検査では、頸動脈の検査が可能です。脳梗塞の既往がある方、脳梗塞の危険性がある方(高血圧症、糖尿病、脂質異常症などがある方)が対象となります。
・関節の超音波検査では、関節の痛みや腫れの精査が可能です。関節リウマチの検査方法として標準的なものとなっており、血液検査で異常がない方(自己抗体が陰性)でもリウマチの診断が可能なことがあります。
*事前予約の必要はありませんが、受付の状況によっては後日予約となる可能性もあります。
*関節超音波検査のみ金曜の午前中のみとなります。
喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患をはじめとする、呼吸器の病気を調べる検査です。
検査は「スパイロメーター」という計測機器を用いて行います。
呼吸により肺から出入りする空気の量を測って、肺の容積や気道が狭くなっていないかなど呼吸の能力をチェックします。計測値によってどのようなタイプの呼吸の障害があるのかを調べるのです。
まず鼻をクリップでとめて、鼻から空気が漏れないようにします。そして、計測器とホースでつながったマウスピースを装着し、通常の呼吸を繰り返した後に、思いっきり吸ったり、勢いよく吐いたりして肺活量や1秒間にどの程度息を吐き出せるかなどを計測していきます。
当院は院内薬局にて処方を行っております。診察終了後、受付にて薬を受け取ることができます。
〇 薬剤の一包化など、ご要望に合わせて調剤可能ですのでご希望があればご相談ください。
〇 院外処方箋の作成も可能ですが、院内処方と院外処方は同日には保険上できませんのでご注意下さい。